クロスのセンチメント “ディズニー” スペシャルエディションボールペン
今年もクリスマスのプレゼント・シーズンが近づいて来ました。
そこで今回はクロスのセンチメントという、”重くて軽いボールペン” の話です。
本当に大変に可愛いボールペンで、果たして実戦に出ることはあるの… でしょうかね?
(我が家のお嬢さんに勝手に使うことがないかと、少しヒヤヒヤしています)
さっそくレビューを始めることにしましょう。ちなみに今回は、“大どんでん返し” があります。
サイズは全長141mm
まず最初に告白しておくと、実用性を考えるならばセンチュリー2かと思います。
このボールペン、当初は全長133cm、軸径11mm、重量29.8gだと聞かされていました。重くてコンパクトで使いやすそうです。
しかし実物が到着して、期待はあっさりと裏切られました。なんと全長が141mmだったのです。
ちなみにクラシックセンチュリーが132mmです。モンブランのマイスターシュテュックが実測で138mmです。
考えてみれば、一般家庭では0.1g単位を測定できる機器は持っていないでしょう。29.8gというスペックは、どこかのサイトから引用した値でしょう。
おそらく全長は、引用時に誤記したのかと思われます。
ともかく141mmです。私の手には微妙に大きく、持った時のバランスもイマイチです。せっかく手に入れたものの、急速にテンションが下がってしまいました。
この画像で、一番上のボールペンが “クラシックセンチュリー・スターリングシルバー” です。そして一番下が、モンブランのマイスターシュテュックです。
軽過ぎる筆記具
さてこのクロス・センチメント、我が家で実測したら30gでした。重量に誤りは無かったです。
しかし… 軽過ぎるのです。ここら辺が、筆記具というものの特性でしょうか。
ご覧の通りでして、ミッキーマウスのアクセサリーが付属しています。さすがに書く時にはミッキーマウスが邪魔になるので、長時間の筆記では取り外して使用します。
このミッキーマウスが、仕事する気持ちを減退させるのです。ダヴィンチ・コードのロバート・ラングドン教授はミッキーマウスの腕時計ですが、彼がミッキーマウスはカッコ良いです。エラい違いです。
ちなみに20年近く使っているマイスターシュテュック・ゴールドだと、気持ちが引き締まります。これは “S. Yoshinaga” さんから譲って頂いたもので、40年くらい前のものらしいです。
前の持ち主に思いを馳せる時、継承者としては気持ちが引き締まります。シンプルで実用一辺倒なデザインも良いです。
新品でツヤツヤと輝いているマイスターシュテュックだと、あんまりやる気が出ないです。もちろん物理的には23gと軽いので、長時間利用には向いています。ただし、ボールペンが語りかけてくれることはありません。
このクロスのセンチメントは新品の近く、おまけに “ミッキーマウスのアクセサリー付き” です。
潤いのない職場で、ささやかな楽しみを求めるには良さそうです。それから、ストレスで何事もしたくないような場合も、楽しいイメージが助けれくれます。
ただしこれらは “軽やかなフレッシュ感覚” です。ボクシングの世界王座チャンピョンなどが背負っている “長年戦ってきた重み” というものがありません。
そういう訳で、”重いのに軽いボールペン” なのです。見た目の通り、なかなか個性的なボールペンです。
このボールペンを気に入るかどうかは、人それぞれになるでしょう。
Bicや三菱ジェットストリーム?
さて本サイトの “替え芯道場” を参照なさった方々は、Bicや三菱鉛筆ジェットストリームでの使い心地に興味おありかもしれません。
しかし私としては、このクロスのセンチメント油性ボールペンは、今のところ改造するつもりはありません。
今回は無改造のまま使い、あくまで純正芯(ネットで安値購入)もしくは三菱鉛筆SK-8で行こうと考えています。
つまり、昔ながらの油性ボールペンの書き心地で行くつもりです。タウンゼントに純正芯を装着して使っているのと同じです。
ジェットストリームのような軽やかな書き心地は、クラシックセンチュリーのスターリングシルバーとかメダリストで実現するのが、”クロス利用者の嗜み(たしなみ)” かと思います。
それに30gという重量は、昔ながらの油性ボールペンのインクに似合っています。「(重量の)軽いボールペンには、軽い書き心地の三菱鉛筆ジェットストリームが似合う」です。
もちろん従来の油性ボールペンということでしたら、コスパに優れるBicボールペンの替え芯を使えるように改造することも可能です。
(量販品ですけど、いちおうフランスメーカーのインクでもあります。書き心地も価格の割には悪くありません。個人的にはモンブラン純正芯やクロス純正芯レベルです)
でも… “クロス純正芯レベル” なんです。だからBicボールペンを使う意義は、”価格(コスパ)” だけになります。
でもこのクロス・センチメントで大量に文字や絵を書くようなシーンは、今の私には想像できません。それはマイスターシュテュックや、同じクロスのセンチュリー2で大丈夫です。
そんな訳で、今回はボールペン本体のペン先を棒ヤスリで拡張して、ジェットストリームやBic替え芯を利用可能に改造するつもりは無いのでした。
それに今回はミッキーマウスがいます。いかに譲って貰ったボールペンとはいえ、あまり変なことはしたくありません。
「カエサルのものはカエサルに。(英雄シーザーのものは、シーザーに)」というように、今回は変な “チューニング” をせず、ノーマルな状態で使ってみようかと思います。
誰も信じてはいけない
と、ここまで書いた後で、一気に状況が変わりました。
ネットでの商品仕様だと141mmでしたが、現在は実測137mmです。なんかキャップの装着感が変だと思っていたら、カキンという音と共に一段階ほど深く装着されるようになりました。
これ、相当バランスが良いです。クロスのセンチュリー2みたいな感じです。
「私のように手の短い男性にも合うので、女性にも全く問題なし!」と言えます。
まさにクリスマスプレゼントにオススメできる筆記具です!
(使い心地の良さに、現在ちょっと感動中)
まとめ(プレゼントにピッタリ)
さすがはクロスとディズニーのコラボ商品といったところでしょうか。可愛いいし、プレゼントにはピッタリです。実用性もバッチリす。
それでにミッキーマウスというと、ディズニーランドですよね。プレゼントに喜んで貰えたら、一緒にディズニーランドへ遊びに行くという発展も期待できる… かもしれません。
ともかくクラシックセンチュリーにハマっていた私にさえ、使い心地が良いと感動させるボールペンです。
これは譲って頂くことが出来て、本当にラッキーでした。大変に感謝しています。
ではまた。
記事作成:四葉静