パーフェクトペンシル伯爵コレクションの替え芯の互換芯

御覧の通り、僕はファーバーカステルのパーフェクトペンシル伯爵コレクションの替え芯に三菱鉛筆ハイユニを利用している。

僕の持っているのは伯爵コレクションのプラチナコーティングというモデルだけれども、三菱鉛筆ハイユニを始めとする国産鉛筆が利用可能/不可能を巡り、アチコチで議論になっている。

これは結論から言ってしまうと、残念ながらファーバーカステル9000番や国産鉛筆を使うには無理がある。どんな高級鉛筆だからといって、書き味がどんなに良かったとしても、無理なものは無理なのだ。

だって冒頭画像で一目瞭然であるように、太さが異なっている。伯爵コレクションの替え芯鉛筆は、カルフォルニア杉が直径7mmに削り出されている。だからどうしても、グラつきが生じる。

ハイユニはユニと違って後端の丸みが大きいので、ちょうどプラチナコーティングの補助軸(エクステンダー)内ストッパーに若干埋まる感じになる。だから他の鉛筆に比べると、伯爵コレクションでも使えると発言するユーザーが多い。

描写力が無くて申し訳ないのだけれども、ストッパーの手前に固定金具がある。バネのようになっており、これが替え芯鉛筆をガッチリとホールドする。だから短くなった鉛筆だったら、若干細くても「使える!」と感じるユーザも出て来る。

これが三菱鉛筆ハイユニを始めとする国産鉛筆が理由/不可能と意見が分かれている理由だ。

なお僕が三菱鉛筆ハイユニを使えているのは、若干事情が異なっている。まず本サイトの別記事のように、補助軸内のストッパーをダイヤモンドやすりで削ってしまっている。だから後端どころか、鉛筆本体がストッパーを通過して補助軸後端まで到達可能だ。

これは言い換えると、ホールドする部分とストッパー部分、さらには補助軸の後端で固定されるために安定性が確保できている。だから遠慮なく三菱鉛筆ハイユニを替え芯として利用できている。

そしてさらに鉛筆が短くなった場合には、鉛筆の周囲にテープを巻いて、補助軸の入口部分だけで鉛筆を固定するようにしている。そうすると卓上型鉛筆削り器は使えなくなるし、補助軸を鉛筆キャップとして使えなくなってしまう。しかし短くなった鉛筆はパーフェクトペンシル内蔵の削り器(シャープナー)を使うまでもなく、携帯用の鉛筆削り器で削ることが可能だ。

そして伯爵コレクションのプラチナコーティングを鉛筆キャップとして利用できないのであれば、普通の鉛筆キャップを使えば良い。むしろコチラの方が、僕は胸ポケットに仕舞った情報カードにメモする場合などには重宝している。

やっぱりカルフォルニア杉の替え芯はカッコ良いけれども、コチラはお嬢様が使い残した三菱鉛筆ハイユニが山積みされている身だ。そもそも使い残しが山のようにあるため、伯爵コレクションを使うようになったというのが真相だ。

[chat face=”mikan.jpg” name=”Mikanお嬢様” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]心外ぢゃ[/chat]

そんな訳で大変に残念な話だけれども、伯爵コレクション愛好家だったらカルフォルニア杉の替え芯を利用するのがベストだ。さすがに僕のように補助軸(エクステンダー)内のストッパーを削り落とすような酔狂者はいないと思う。何しろ実用性など完璧に無視して、デザイン重視で華麗に使うのが伯爵コレクションというものだ。

それでは今回は、この辺で。ではまた。

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記事作成:小野谷静