ガリレオ湯川学の三種の神器と忘年会
久しぶりにガリレオ新作「沈黙のパレード」が10月に発刊されたし、クリスマスシーズンに突入したし、12月7日からはAmazonサイバーマンデーが始まる。
プレゼントを何にしようかと考えている方もいるかもしれないので、ガリレオ湯川学教授が使っているコーヒーカップ(マグカップ)、筆記具(ボールペン)、メガネの三種の神器を紹介しておくことにする。いや、3つ目は購入が難しいので、実質的には2つになる。
ちなみに本を「沈黙のパレード」を読んだ感想は、こちらの記事になる。
[その1]:コーヒーカップ(マグカップ)
まず最もお手軽なのが、ホーロー製のマグカップである。私も数年前に、どんなものかと試してみたくて購入してみた。
ただしこれ、「沈黙のパレード」でも説明があるようにキレイに洗うことが難しい。ホーロー製なので、メラニンスポンジを使うことが出来ない。塗装が繊細なので、力技で洗うのも宜しくない。それに若い頃に現場研修で湯飲み茶わんを力技で洗ったことがあるが、だいたい20人分で3時間かかった。つまり10分近く頑張る必要がある。
それにホーローだと、電子レンジを使うことが出来ない。「沈黙のパレード」P.266でのやりとりで、湯川先生はエコ志向を持っていることが分かる。たしかに取っ手が熱いので、飲み頃を判断するには便利かもしれないが、持ち運ぶのは難しい。
つまりこれから購入するのならば湯川先生にしても、電子レンジ可能でエコなマグカップになるかと思う。
「結構です。マグカップじゃないんですね」
「ご覧の通り、この部屋には流し台がないからな。エコロジーには反するが仕方がない」
と、いうところで、”ホーローのように見えるマグカップ” というものを見つけたので紹介しておく。それに湯川学を演じる福山雅治は身長180cmなので大きなマグカップが似合うが、普通のコーヒー茶碗は小さい。少なくともスティックタイプのインスタントコーヒーを利用している私には、この200ccはベストサイズと言って良い。ぜひオススメしたい一品だ。
そういえば湯川先生もインスタントコーヒー派だけれども、計量が楽で、いつも開封直後の味を楽しめるスティックタイプのインスタントコーヒーも出回っている。こちらもついでに紹介しておくことにする。
[その2]:筆記具(ボールペン)
ちょうどTVドラマのシーズン1の最終回はクリスマスシーズンだった。湯川先生といえば、イブの夜に研究室で爆弾の解体をしていた。その時に彼が使っていたのが、こちらの記事で紹介した “ファーバーカステル伯爵コレクションのアネロ(エボニー軸)の油性ボールペン” だ。もちろん私のYシャツの胸ポケットに入っているのは他人から譲られたモンブランのマイスターシュッテクだけれども、これは常時持ち歩く必要があるため、仕事中は別な筆記具を使う必要がある。そういう意味で、一日の大半はこのボールペンを使っている。「実に書き心地が良い」のである。
ちなみにエボニー軸は廃盤であるし、高額でもある。もしプレゼント用に購入するなら、キングダムノートさんのような信頼できる専門でグラディナラ軸などを購入することをオススメする。ちなみにこちらも楽器で使用される木材を使用しており、もし「沈黙のパレード」が映画化されることがあれば、こちらを利用することになるのではないという気がしている。(と、いうか、湯川先生がギターを弾いたり、映画化を想定した内容だとしか思えませんな)
[その3]:メガネ
福山雅治の演じる湯川学先生は、ツーポイント(フチなし)のメガネを着用している。シーズン1とシーズン2で違うフレームなのだけれども、レンズだけは同じ形状にしているのだそうだ。クロニック(CHRONIC)のモデルCH-046-3というものと、オリバーピープルズのモデル677-Pである。
しかしこれ、実物を見ると分かるけれども、”福山雅治” モデルである。いかに小顔とはいえ、彼の身長は180cmだ。一般人が着用するには、レンズサイズの調整が必要となる。私はミーハーなのでモチロン真似したが、その時にはLindber Spirit Plateというフチなしメガネの、レンズ番号2050をカスタマイズして貰った。(ツーポイントのフチなしメガネは、専門店だとレンズの形を調整して貰えることが多い)
ガリレオ湯川学教授の三種の神器に関しては、大体こんなところだ。
ところで何でタイトルに「忘年会」と付けたかというと、私の知り合いの大学教授が今年は忙しくて、高校部活OB会の忘年会の幹事をやるのが難しいらしい。そこで彼のために幹事をやろうかと、ちょうどメールを投げたという、それだけの理由だったりする。
そういえば私にとって「沈黙のパレード」で最も印象的だったのは、湯川先生の次のセリフだったりする。
「しかしまあ『なみきや』に通うようになったのは偶然ではないな。彼と一緒だ。親友の悔しい思いを晴らしてやりたかった」
親友が誰であるかは、ガリレオを知る人には推測がつくかと思う。こういう湯川先生なので、私はこれからガリレオを読み続けることになるだろう。このシリーズが続くことを期待している。