新型コロナウィルス対策には高級ボールペンを持っていると安心できる件
2020年4月4日現在、新型コロナウィルスが猛威を振るっています。
当たり前の話ですけれども、書類へ記入するためのボールペンは持ち歩いた方が安心できますね。
しかし昨日は銀行や図書館へ行きましたけど、殆ど配慮されていないです。
そして残念ながら、少なくとも私の周囲では「外出自粛」程度では不十分なように見えます。
今回は高級ボールペンの必要性を紹介しながら、現実に私が目の当たりにした光景を紹介したいと思います。
(別に高級である必要は全くないけれども、他人から差し出されたボールペンを断れるくらいの “見てくれ” は欲しいです)
銀行支店
まず私が訪問したのは、xx信用金庫です。目的は家内の母が孫(未成年)のために設けた口座から現金を引き落とし、金貨へ換えることです。
1オンス金貨を4枚だったので100万円以下で済むのですが、念のために殆ど100%に近い105万円を引き落とそうとしました。
で、いつものように案内係さんがやって来ました。マスクを着用していますが、文字通り「お客様に寄りそう」ために近づいて来ます。1m以内の危険範囲内です。
とりあえず私は出来るだけ距離を取り、事情を説明しました。で、当然のごとく、引き落とすための申請書類への書き込みです。
さて問題はここからです。彼は窓口にある共用ボールペンを取り上げ、私に渡してくれようとしました。
えーっと…
まず問題なのは、共用ボールペンということです。皆が使い回すので、手の汚れも移ります。当然、アレも…
そして次に問題なのは、彼が手に取り、私に手渡してくれようとしたことです。日頃は案内係の鑑というべき行動ですけど、もし彼が…
そこで私は、「あ、すいません。慣れている方が手が震えず書きやすいので。金額が金額ですのでー」と、ニッコリ笑いながらマイ・ボールペンを取り出したのでした。
今回はガッキーと同じアウロラのタレンタムでしたけど、Yシャツの胸ポケットに常備させておいて良かったと思った瞬間でした。
(モンブランのマイスターシュテュックには三菱鉛筆ジェットストリーム0.28mmを装着していたので、さすがに利用するのは遠慮しました)
銀行ATM
さて無事にトラップを回避できて、少し陽気になって別銀行のATMに来た時には唖然としました。
こちらは今朝撮影した画像ですけど、このようなATMコーナーの中に数名の人間が行列を作っていたのです。もちろんドアは閉鎖されています。
いや… 冷静になってみると、大人6人で子供2が二人です。未就学児童のようで、室内を駆け回っています。
その子供2人は特に友だちでも兄弟でもないようで、別々に動き回っていました。もちろんキャッキャとはしゃいで声を出しているのがドア越しに分かります。
「換気の良くない密閉空間」「多くの人が密接」「近くで大声を出す」の3条件を全て満たしています。外は別に風が強い訳でも、寒くて待つのが辛いような感じでは全くありません。天気が良くて、のどかな春の一日です。
いったん郵便局へ行って預金して戻って来ても、状況は芳しくありません。ATMを操作しているのが2名で、その後ろで2名が待っています。
通行人の邪魔にならないように室内で待つようにマークがあるのですけど、それを忠実に守っているようです。さすが礼儀正しい日本人の鑑だと言えます。
でも … 私は肺に問題を抱えており、人間ドックで近日中に再検査を受けるように命じられています。もしも新型になったら、最悪のケースも十分に考えられます。
こうなったらマナーもへったくれもあったものではありません。ひたすらATMの一つが空くまで、”ドアの前で待機” です。
後ろで待っている人がいますが、給料日時期には見かける光景でもあるし、申し訳ないと思いながら立ち続けます。そして、深呼吸をして息を整えて、ATMが空いたら “息を止めて室内へダイビング” です。
なんか “ジョジョの奇妙な冒険” で呼吸を止める訓練をしていなあと思いながら、ATMを操作します。まるで操作盤で、目に見えないウィルス達が笑っているような気がします。
今回はお嬢様の口座だったので、ネットから送金出来なかったのが辛かったです。幸い短時間なので呼吸はしませんでしたが、体中に取り付かれてしまったような気分です。
取りあえず、こんなこともあろうかと用意していた手ピカジェルを使います。幸い私は生還できた… と思いますが、”柱の男” たちのアジトへ乗り込むのに躊躇したジョジョの心境が分かるような気がする一幕でした。
(私にはシーザーのような勇気はないです。帰宅した後は、衣類を脱ぎ捨てて洗濯機を回しました。ヤレヤレ)
図書館
さてこれでもう大丈夫… と思ったのは甘かったです。最後の図書館でも難関が待ち受けていました。
座席は閉鎖されているので人影はありません。しかしあろうことか、私は図書カードを持参し忘れてしまったのです。
幸いというか、受付担当の方は親切で、身分証と電話番号で構わないとおっしゃって下さりました。
そして… 記入用紙と共用ボールペンを差し出されました。
もう厚意に感謝している余裕なんてありません。当たり前のような顔をしてボールペンを取り出し、記入用紙だけ受け取りました。
しかし恐ろしいことに、これだけでは終わりませんでした。
図書館から出ようとした時に、受付の方が走って来て、「これをどうぞっ!」って便箋をプレゼントされました。プラスチックシートに包まれた、開館2周年の記念品だそうです。
ずっと前から発注していたでしょうし、このような時期だからこそお祝いを渡したい気持ちも理解できます。
しかし… 今は出来るだけ感染を防ぐべき時期です。ちょっとくらい2年を過ぎでも構わないから、もっと様子見すれば良いと思ったのは、私だけではないでしょう。(おそらく、多分…)
まとめ
と、いう次第でして、アウロラのタレンタムのような高級ボールペンでなくても構わないから、油性ボールペンを持ち歩くことの大切さを痛感する外出でした。
日本人は親切で丁寧ですけど、感染を防ぐべきような時には少し辛いかもしれません。
それから、外出自粛を要請されるような状況でも、多くの人は気にしないということが良く分かりました。
思い返してみれば、先週週末のマンション理事会で外出した際も、多くの人が普通に買い物をしていました。我が家のMikanお嬢様も、本日昼間はいつも通りの人通りだったように感じると言ってました。
そんな訳で、「欧米に近い外出制限を」という意見には、多いに賛成する次第です。
それでは今回は、この辺で。ではまた。
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記事作成:四葉静