モンブランのスターウォーカー(ボールペン)を休眠させる件
なんだかんだいって頼って来たモンブランのスターウォーカー(油性ボールペン)だけれども、机の引き出しの中に休眠させることにした。今回はスターウォーカーにまつわる諸々のことを記しておきたいと思う。
ちなみに休眠させることにした最大の理由は、「事業主管もスターウォーカーを使っている」という、キャラが被るのが最大の理由だったりする。
(1)購入のきっかけ
30歳を過ぎた時、職場の纏め役となり、客先へ赴いて商談やプレゼンするようになった。それで改めて、自分の身なりを考えるようになった。それでまずは父親から譲られたクロスのボールペンを使った。しかし当時の替え芯は1本400円で、日常的に使うには貧乏サラリーマンには少々負担が重かった。
そんな時に業界紙か何かの雑誌で見かけたのが、競合会社のトップ営業のインタビュー記事である。その中で、彼はモンブランのスターウォーカーを紹介していた。軸の太さもちょうど良く、使いやすいと高く評価していた。
今にして思えば、営業職なのでサインを求める場合に差し出すことが最大の目的だったのかもしれない。
いずれにせよ、都会に出て暗中模索していた私には、モンブランの油性ボールペンは魅力的に見えた。おまけにスターウォーカーは「人間工学に基づいた設計」だそうで、あれこれメモや書類作成と筆記量の多い私には適当に思えた。
それにボールペンのボディ(軸)は少々高額だが、この記事のように替え芯を利用できた。
そういう訳で、長いことスターウォーカーで仕事を続けて来た。そのうちに常に胸ポケットにボールペンを入れておく必要を痛感した時には、キングダムノートさんでマイスターシュテュックの中古品を購入させて頂いた。
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(2)だんだんホワイトスターが大袈裟に
そうこうするうちに、私の職場環境も変わって来た。まず現場の第一線を退き、事業部全体ことをあれこれと考える部署へ異動した。また学生さんに教える機会も出て来た。
大学ではビジネスの世界とは逆に、モンブランのホワイトスターは大仰らしい。依頼者からその点を指摘され、マッキーProというマジックを購入して、ホワイトスターを塗りつぶすことにした。
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そして、やれやれこれで一安心できるかと思ったのも束の間、今度は身近に同じスターウォーカー利用者が出現した。今年4月の人事異動でやって来た事業主管である。
モンブランのマイスターシュテュックならば問題はないだろう。百均でそっくりな油性ボールペンが販売されている程だ。ホワイトスターを塗りつぶしたマイスターシュッテクならば、同じボールペンだと気づかれることはないと思う。
しかしスターウォーカーは独特な形状をしている。さすがにこれと同じような模造品は存在しない。
先日は用事があって事業主管の秘書さんが、私のデスクへやって来た。その際に机の上に放置されていたスターウォーカーは、しっかりと彼女の目に止まってしまったようである。(さすがに女性の目は鋭い)
エラいおじさんと “お揃い” というのも光栄な話ではあるが、相手にどのように思われるか分からない。それに、ちょうどファーバーカステルを使い始めたこともある。そういう訳で、スターウォーカーは机の引き出しで休眠して貰うことにした次第である。
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(3)余談:スターウォーカーは二代目
休眠することになったスターウォーカーだけれども、実は二代目だったりする。
かつてスターウォーカーを無造作に持ち運ぶヒツジ執事(私)を見て、Mikanお嬢様がペン収納袋を作成して下さった。ファーバーカステルのように、きちんとボールペンが飛び出さないように縛り紐も刺繍されていた。
しかしヒツジ執事は自分のことを良く理解しておらず、事件は起こった。
無造作に胸ポケットに入れておいたのだけれども、信号を慌てて渡ろうとした際、胸ポケットから飛び出してしまったらしい。その時はイヤホンを付けていたので、気のせいかと思った。しかし自宅に帰ったら、収納袋とボールペンが消え去っていることに気付いた。数時間後に慌てて現場へ行って夜目を凝らしてみたけれども、袋はどこにも見当たらなかった。
その後は、ご想像の通りである。キングダムノートさんで中古品を購入させていただき、何事もなかったフリをした。幸いMikanお嬢様に気付かれることはなく、今では収納袋を作成して下さったこともお忘れになっているようである。
[box03 title=”教訓:信号を渡る時は走らない!”] [/box03]