iPhone (iOS13)で気付いたらeSIM契約していた件
こんにちは、ヒツジ執事ヨツバセです。
先日eSIMの紹介記事を作成し、普通の節約志向ユーザならばIIJ eSIMを契約しても良いだろうとコメントしました。
https://backpack_moleskine/?p=1650/
気付いたら数日後には、IIJ eSIM契約ユーザになっていました。
特に大きく感動するようなことはないですが、地味に便利です。そして注意すべき点も1つだけあります。
今回はIIJ eSIMに限らず、eSIM全般のコスパ(価格メリット)、便利さ、注意点を紹介したいと思います。
ちなみにeSIM契約をした直接的な理由は、「やっぱりiPhone 11は要らないや!」です。
「iPhone 11 Proを購入しない理由」で紹介したように、5Gが近いです。
それにiPhone 11に使われているA13が、予想以上に大したことないということも分かって来ました。
後藤氏の指摘するように、 “20%の性能向上” と “30%の消費電力節約” を同時に実現出来ていたら素晴らしいのですが、実際のところはどうなんでしょうね。
と、いうのも、どうも私のiPhone XS Maxなんですけど、iOS13になってから顔認証が早くて正確になっているような気がするのです。
(眼鏡を外しても顔認証が出来ている!)
我が家にとっての本命は、この次に登場する5G対応のiPhone 11s(?)あたりでしょうか。
コスパ(価格メリット)
まず日本におけるeSIMの最大のメリットは、コスパ(コストパフォーマンス)です。
NTTドコモ/Au/ソフトバンクのような3大キャリアとは異なり、eSIMは店舗が必要ありません。
それどころか、SIMカードを郵送することさえ必要ありません。
ただしeSIMを発行するには個人情報などの管理が大変だそうです。NTTドコモの場合には、ドコモとHLR/HSS連携を行う必要があるのだそうです。
だからeSIMを提供するMVNO(格安SIM)には、それなりの初期投資が必要となります。なかなか大変です。
それでもNTTドコモがIIJと組んでeSIMを提供するのは、Auやソフトバンクのユーザが格安プランで契約して、データ利用の多くをeSIM利用でカバーすると期待しているからです。
新しくて目立つことにチャレンジするのはソフトバンクが得意ですけれども、このような正統的とでもいうようような取り組みには、NTTドコモが先陣を切るのが一般的です。
たとえば実質的には国内初のMVNO(格安SIM)とも言えるb-mobile(日本通信)の場合も、最初はNTTドコモ回線から始まっています。
(今はない近所のイオンまで自転車で赴き、契約手続したのが懐かしいです)
便利さ
さてiPhone XS MaxのeSIMですけど、アイキャッチ画像のようにアンテナが2本表示に変わります。
MVNOだとアンテナ表示されないケースもありましたが、特に問題は無いようです。それにしても、面白い表示方法ですね。
面白いといえば、私はiPhone XS Maxでも、普通のパスモ・カードを利用しています。
そのままでは筐体が影響してしまうかもしれないので、今回もシートをiPhone XS Max本体との間に挟んでいます。
たまたま私の机に立ち寄った事務のお姉さんが気付き、「ヨツバセさんは、やることが相変わらず緻密だ!」と、笑われてしまいました。
でも、本当に地味に便利なんですよね。
ちなみにiPhone 6SからiPhone XS Maxにパスモ・カードが引っ越ししたのは、iPhone 6Sを持ちあることを止めることにしたからです。
つまりこれからは、iPhone XS Maxだけを使用するつもりです。
それでアンテナが2本表示になっているのです。So-netで契約した0SIM(格安SIM)は、iPhone XS Maxに装着しています。
上記の画像は、「設定」アイコンから「モバイル通信」を選択した時の画面です。
私の0SIMはデータ通信専用なので、なんとデフォルトの音声回線が、「副回線」となっています。笑っちゃいますね。
でもご覧の通り「モバイル通信」には、無事に2回線が表示されています。これをオン/オフするだけで、どちらを回線でデータ通信するかを選択することが気軽にできます。
だから今までiPhone 6Sと0SIMの組み合わせで実施していた「遅い回線でのスマホ表示の確認」が、iPhone XS Maxだけでも簡単に実現できるのです。
それから私は契約データ量を全て使い切ってしまう惰弱者ですけど、0SIMでデータ通信するように設定しておけば、「スマホの無駄遣い」を防ぐことが出来ます。
(現在は “テスト用” に、敢えてeSIMでのデータ通信を選択しています)
ブログ運営者にとっては、eSIMと0SIMを1台のスマホで簡単に使い分けることが出来るというのは、本当に便利です。
そういえば簡単といえば、IIJ eSIMの契約も簡単でした。
契約手続きは、クレジットカードとインターネット回線だけあれば十分です。申し込みボタンを押したら、3分程度で利用開始を案内するメールが来ました。本当に、「あっという間」です。
具体的には23時30分にIIJサイトで登録データを入力し始めて、30分後にはiPhone XS MaxでeSIM回線を使い始めていました。
注意点
さて良いことづくめのように見えるeSIMですけど、設定方法と運用方法のそれぞれにおいて、注意点すべき点が存在します。
QRコードの読み込み方法
利用開始の案内メールが送付されて来ます。
私はパソコンでメールに記述されているIIJmioサイトにアクセスしたのですが、QRコードが表示されました。
それでいつものように “カメラ” アプリで読み込もうとしたのですが、うまく行きませんでした。
さっそくiOS 13に上げたことが原因かもしれないと、一瞬だけヒヤリとしました。が、原因はすぐに分かりました。
IIJmioサイトに、「カメラアプリではなくデバイスの設定からスキャンして下さい。」と書いてありました。
これ、本当に分かりにくいです。
まずiPhoneの画面で「設定」アイコンを選択し、そこから先ほど画像表示した「モバイル回線」を選択するのだそうです。
そして画像に水色で表示されている「モバイル通信プランの追加」を選択するのです。
この点はIIJmioらしくない “不親切な説明画面” で、逆に何でそうなっているのか不思議に思えました。
機種変更で電話番号変更
eSIMではスマホの識別情報と回線情報が深く関係しているようです。
例えばiPhone XS MaxからiPhone 11 Pro Maxに機種変更した場合、eSIM回線の再アクティベーションが必要となります。
2019年9月21日時点では、IIJmioへ2,200円を支払って、アクティベーションコードを再提供して貰う必要があります。
恐ろしいことに、「再発行しますと電話番号は変更になります。」という注意書きが存在します。
なんでもタイのショップでeSIMを契約した人は、そのショップへ行けば電話番号を変更せずに済むのだそうです。
事務手数料もそうですが、電話番号が変わってしまうというのは音声回線だったら辛いでしょう。
てっきりeSIMは、スマホメーカー側がキャリアに対して優位に立つための機能開発だと思い込んでいました。しかしこのような仕様から判断するに、あくまでeSIMはオマケの範囲で提供される機能になっているようです。
とりあえず国内ユーザの場合は、思わぬショックを受けることになるので、再アクティベーションのことは覚えておくのが良いでしょう。
まとめ
そんな訳で、iPhone XS Max (iOS13)で、気付いたらeSIM契約していました。
一言でまとめると、「普通に便利」です。
それに私、何回も繰り返しているように、iPhone 11 Proユーザになるつもりはありません。
先程の事務のお姉さんも、「iPhone 11って、カメラの三つ目が恐いですよねー。わたし、欲しくないです。」とのことです。
それにしてもiPhone 11ですが、次々と入手報告が続きます。世界経済は芳しくないのではなかったでしたっけ?
ともかく、「iPhone 11は世羨ましくないやいっ!」と、言っておきましょう。
(なんかお祭り騒ぎに一人だけ取り残されている感じで、ちょっとヒネくれた心境だったりして)
それでは、また。
P.S.
IIJmioがiPhone11シリーズのSIM動作確認結果を発表しました。Appleからすると、イチイチ日本のMVNOベンダ環境で稼働確認までやっていられません。最近は仕様が変わってトラブルを聞かなくなりましたけど、このまま続いてくれると嬉しいです。
(過去には、「アンテナが立たない」程度のことは当たり前でしたからねえ)