最新版MacbookでのWindows 10インストール不具合への対策
AppleのMacbookはmacOSで利用するように設定されています。
もちろんWindows OSインストールを支援するため、Bootcampという機能とドライバソフトが提供されています。しかしOSインストールというのは、トラブルに遭遇することの多い作業です。
MicrosoftのWindows 10は成熟しており安定性も高いですが、残念ながら現在のIT技術は発達途上です。
今回は既知のトラブル事例に対して、どうやって対応するのかを紹介させて頂くことにします。
[chat face=”mikan2.jpg” name=”Mikanお嬢様” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]父ちゃんはMacbook好きな友だち多いよねー[/chat]
インストール終了頃に青画面
数十年前はパソコンを使っていると、何かあるたびに青画面に遭遇することが多かったです。ブルースクリーン(Blue Screen)と言います。
(OSアップデート画面が青い背景色に変わった当初は、ドキリとしたものです)
最近の青画面(エラーメッセージで正常起動ができない状態)は、デバイス系のトラブルが殆どです。
Macbookの部品故障は殆どありません。つまりインストール時に青画面が表示される場合は、「たまたま接続していた外部機器」が原因となっていることがあります。
最近ではUSB-C経由でのディスプレイ表示も多くなって来ました。そのため先日も、「外付けディスプレイをケーブルごと取り外したら、青画面で止まらなくなってインストール成功した!」というケースがありました。
インストール時は電源以外の外部機器は接続を外しておく
気長に待つ
先日もCatalinaインストールでハマった学生さんがいましたけど、彼はMacbookがWindowsインストールが進行中だったのに、不具合があったと勘違いしてリセットしていました。
最近のパソコンは高性能になったので、きびきびとレスポンス良く動くようになりました。しかし滅多に実施されることのない作業の場合、素人目には止まっているような状態が起こったりします。
もともとOSインストールというのは、作業者が技術者であることを想定しています。だから未だに初心者からみると、止まってしまったように見えることが起こります。(下手すると数時間は無反応になることもあります)
だからmacOSやWindows 10のインストールで止まってしまったように見えることがあっても、慌てて電源を切ったりしないように注意すると良いです。
(今日も10分ほど反応待ちだったMacbookがありました。最新のMacbookでも仕方ないですね)
画面の反応が無くなっても、数時間は放置して様子見する
事前にISOイメージをダウンロード
現在のBootcampでは、Bootcampの操作手順で「Windows 10またはそれ以降のインストールディスクを作成」という選択肢が表示されます。Bootcamp操作中に、MicrosoftからWindows OSをダウンロードする訳です。
これ、深夜の混雑している時間帯などでは、遅くて翌朝までかかることもあります。だからWindows OSのダウンロードは、あらかじめ日中などに済ませておくのが良いです。(これも処理が止まったと勘違いして、リセットしてしまった学生がいました)
そもそも技術者の基本スキルとして、「なるべく作業は分けて実施する」という原則があります。つまりあらかじめWindows OSをダウンロードしておき、Bootcampではインストール作業だけを実施するのです。
ちなみに私がmacOS Catalinaで試したところ、デスクトップ上にWindows.isoというファイルダウンロードしておいたら、Bootcampが勝手に認識してくれました。
なお実はこのWindows.isoファイルは、別のMacbook ProのWindows 10環境でダウンロードしたものを、USBメモリでBootcampインストールしたMacbookへ移したものでした。
Windowsのインストール用データ(ISOファイル)は、あらかじめダウンロードしておく
データのバックアップを忘れない
別にMacbookのBootcamp環境に限った話ではありませんけど、「ある日突然Windowsが起動しなくなる」というのは、結構お目にかかることです。Appleの誇るMacbookでさえも、この “アルアル” から逃れることは出来ません。
だから昔から、こまめにバックアップを取ることが推奨される訳です。私も一度だけ、突然MacbookでWindowsが起動しなくなった経験があります。
その時はMac OS Xは起動したものの、なぜかWindowsだけが起動しないという症状でした。しかし急にノートPCが起動しなくなるというのは、けっこう生じることです。
と、いう訳で、最新型のMacbookはUSB-Cだからバックアップツールは接続面倒ですけど、iCloudやMicrosoft OneDriveなどを活用することをオススメします。
ちなみにMacbookの話ではありませんけど、Microsoft Excelの使用中にデータ消失トラブルは頻繁に生じます。私も昨年は、なんどなく心神喪失な状態となることがありました。
データのバックアップは小まめに実施
まとめ
以上が、最新版MacbookでWindows 10インストール不具合に遭遇してしまった時の対策方法です。
残念ながらMacbookはMac OS XやmacOSで最大のパフォーマンスを発揮するように設計されているし、OSインストールは現在でも不具合のネタ宝庫です。
できればMacbook、Bootcamp、Windowsオペレーティングシステムに詳しい人を確保してから、インストール作業をするのが良いでしょう。
それでは今回は、この辺で。ではまた。
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記事作成:よつばせい