iPhone XSで楽天ポイント(UN-LIMIT)がうちにやって来た
楽天で買い物をなさる方、けっこう多いかと思います。
なにせ貧乏な我が家、楽天のポイントは大変に魅力的です。最近では本も楽天ブックスから購入することが多いです。
そんな我が家にとり、ポイントアップに役立つ “楽天UN-LIMIT” という携帯電話回線は大変魅力でした。(ちなみに我が家はAuです)
それに今回は1年間は無料という特典が付いています。特に私は0SIMというサービスの利用者で、ガラケー(Au)とスマホ(0SIMカード装着)を持ち歩いています。
悲しいことに、その0SIMは2020年8月末で終了してしまうんです。そうなると代わりとなるサービスを契約することが必要です。
今回はそのサービスに楽天UN-LIMITを使うことが可能となり、奥様もニッコリとなったという導入体験記(苦労話)です。
(一家の主がガラケー + スマホっていうのも、家計節約とはいえ珍しいでしょうね)
iPhoneはサポート対象外
2020年4月11日現在、楽天UN-LIMITはデータ通信量を2GBから5GBにアップ(4/22から実施)させると発表しています。恐ろしく魅力的です。
が、残念なことに、「楽天UN-LIMITが現時点で対応しているのはAndroid端末の指定機種のみ」です。楽天も律儀というか、ともかく開通させないと貰えないポイントが存在します。
単に楽天モバイルを正式契約するだけでは、十分とは言えません。したがってスマホが必要となります。
そこでGoogleで検索したら、iPhone (eSIM対応機種) による開通&利用が可能というレポートが見つかりました。そこでさっそく、我が家にあるiPhone XS Maxで試してみることにしました。
iPhone XS Maxを徴発
まず私が使用しているのはiPhone 6s Plusです。これでは期待出来そうにないので、iPhone XS Maxを使う必要があります。
そこで我が家のお嬢差に事情を説明し、iPhone XS Max を徴発しました。つまりお互いのスマホを交換した訳です。
LINEのデータ移行を始め、これだけで記事を一つ書けるような作業です。しかし背に腹は代えられません。貴重な時間を費やして、まずは機種交換を実施しました。
[後日談]
やっぱりiPhone 6s Plusでは楽天UN-LIMITを使えないようです。海外CDMA版iPhoneでは成功したという話を聞いたので、交換後のiPhone 6s Plus(Au版SIMロック解除済み)で試してみましたけど、ダメでした。
一周だけアンテナが立ったり、今まで見たことがない表示(アンテナが波打つ)が出たりしましたけど、最後は圏外で動かなくなります。潔く諦めることにしました。
正式契約の壁
スマホ端末の確保も重要だけれども、契約手続きをしないと何も始まりません。しかしこの契約手続きが曲者でした。
何しろメールで送られて来たURLへアクセスすることが出来ないのです。数日たってから再挑戦してもダメです。
これ、調べて見たらWindowsで普通に使われているEdgeではダメで、Google Chromeブラウザってヤツが必要らしいです。
これだけでパソコン初心者はアウトなんですけど、まだまだ楽天モバイルも経験不足なのでしょう。(もしくは人手不足とか、これから対応する予定とか)
私はWindows版EdgeがChoromeベースになる予定だという話を聞いていたので、引退したノートPCを引っ張り出して来て、ChromeベースのWindows版Edgeをインストールしました。(2020年4月8日時点)
e-SIMに切り替える手続きなども2020年4月10日時点では、ChromeベースのWindows版Edgeを使う必要がありました。こうなるとトラップというか、契約して貰う意思が無いのか疑心暗鬼にもなって来ます。
開通が必要
我泣きぬれて昼寝する
さてトラップをクリアした私のところへ、2020年4月10日になって、楽天UN-LIMITのSIMカードが配達されて来ました。
この時のことは、おそらく一生忘れないかと思います。何しろ、最初は「全く反応なし(圏外)」だったのですから。
- 楽天UN-LIMITのSIMカードを装着
- 設定-モバイル通信-通信のオプション-VoLTE選択
- モバイルデータ通信のAPNにrakuten.jpを登録
最初は電波を捕まえようと少し頑張ってくれましたけど、「圏外」という無情な表示で終わります。「モバイル通信」の「ネットワーク選択」を自動からrakutenに切り替えてもダメです。
我が家は神奈川県のド田舎に位置し、キッパリと断言できるほどの楽天5G通信エリア圏外です。それが影響しているのかとも “少しだけ” 疑いました。
どうしようもないので、ふてくされて昼寝しました。(もしくは気力が尽きて、机に突っ伏したとも言う)
気付いてみれば
で、気付いてみれば、いつの間にかアンテナが立っていました。
データ通信できますし、なんと通話(ただし有料)も可能です。今までIP電話に頼っていたので、もはや節約父さんは感動するしかないという心境です。
これ、いつ何が起こったのか全く分かりません。何しろ諦めていたので、昼寝から起きた後は仕事していました。
「あ、そういやSIMカードを0SIMに戻しておかないと」と、iPhone XS Maxを覗き込んだら、なんと「圏外」ではなくてアンテナが立っていました。
今まで知らなかったんですけど、「圏外」ってボクシングの “ギブアップ” とは違うのですね。なにやらiPhone XS Maxの中にいる小人さん(エージェント・プログラム?)が、近くの基地局と常に何かをやりとりしているようですけど、その先が存在していたようです。
普通にトンネルの中などに入ると圏外になるのに復活するので、iPhone XS Maxが近くの基地局と常に何かをやりとりしているのは確かでしょう。しかし今回は、OKが出るのに基地局を経由してどこかにデータが送られたように思えます。
そうでないと圏外となって数分待っても変化なかったことの説明がつきません。実に珍しい体験をしました。
ともかくムズカシイ話はさておき、iPhone 6s Plusの場合は2時間待っても圏外のままでした。こちらも最初はアンテナが立つとか波打ったので少し期待しましたけど、どこかからOKでなくてNG(No Good)というデータが基地局に来たみたいです。
某アニメで「悲しいけれども、コレ、戦争なのよね」というセリフがありましたけど、iPhone 6s Plusの場合ははどうしようもないみたいです。(ネットで成功例も見かけません)
出かけてみれば
それにしても今回は不思議なことだらけです。
翌日はゴミ捨てのついでに駅近くを散策したら、”キャリア設定アップデート” の通知がiPhone XS Maxで表示されました。 「利用できる新しい設定があります。今すぐアップデートしますか?」という、お馴染みのヤツです。
これは自宅に帰ってから、「設定」-「情報」-「一般」を選択したら、いつものにようにキャリア設定アップデート画面が表示されました。で、アップデートしたら、いつの間にか冒頭画像のように「Rakuten」が表示されるようになっていました。
まとめ
以上が、iPhone XS Maxで楽天UN-LIMITを利用できるようになった体験記です。
もちろんサポート対象外の機種なので、いつも利用できるとか品質保証などは一切ありません。そして通話は有料(現在は30秒20円)です。
しかし楽天モバイル楽天市場店の画面をChrome版Windows Edgeで覗くと、キチンと契約画面になっています。(ちなみに奥様はSIM未到着で契約画面になっていない状態です)
そして楽天で買い物した時には、めでたくポイントが余分に付けて貰えるようになりました。
今回もウナギの話は全く出て来ないですけど、このポイントで楽天から冷凍ウナギ蒲焼を買えると嬉しいなあ… と、貧乏父さんは密かに企んでいるのでした。
それでは今回は、この辺で。ではまた。
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記事作成:四葉静