ポケット版システム手帳とファーバーカステルのシャープペンシルを使う

さてブログ記事というのは投稿したら終わりというものではなく、時間の経過に対応した内容修正が必要です。

特に最近ハマってしまった筆記具関連は、自分でも驚くほど新発見が多いです。

こうなって来ると修正記事に対して、あらかじめ1-2ページ程度を確保しておいて、そこに思いついた修正内容をメモしたくなって来ます。

こういうことをするには、気軽にページを入れ替え出来るシステム手帳が理想的です。そこで、5年ぶりにポケット版システム手帳を復活させることにしました。

本日はこのポケット版システム手帳を紹介したいと思います。

どうして持っているのか

かつての私は神奈川県の田舎から、混雑している電車に乗って、毎日都内へ通勤していました。

早朝出勤や残業のため、満員電車という程では無かったです。しかし一般的なバイブルサイズの手帳でさえ使うのに苦労する状況で、Yシャツのポケットにも入る小型システム手帳が欲しくなりました。

そして購入したのが、レイメイ藤井のポケットサイズ6穴システム手帳です。今回も電車に乗っている時間に記事見直しをするつもりで、この小型システム手帳を引っ張り出して来ました。

なお奇しくも小日向京さんはマイクロM5手帳をお使いになっていますが、そちらとは微妙にサイズが異なります。この手帳は13.6cm x 8.6cmなので、紙(リフィル)が飛び出してしまいます。5mmほど切り取って使うと快適です。

ポケット版の良い点

何と言っても、持ち運びに便利なことです。モレスキンのポケットサイズよりも小さいです。ギリギリですけれども、胸ポケットに入ります。

そしてビジネス向けのA4版システム手帳とは全く異なり、文房具としての趣があります。オシャレです。どうもA4版システム手帳には全く興味を示さなかったMikanお嬢様が、密かにヒツジ執事のポケット版システム手帳を狙っているようです。

そして小さいとはいっても、大型の付箋紙を表紙の裏に貼り付けることが出来ます。ちょうど良い大きさであり、これが地味に便利だったりします。

また小さいために書き込み可能な文字数が制限されており、考えてから要点だけを書き込む習慣を養うことが出来ます。

ちなみに小さいといっても、それなりの文字数を書き込むことが出来ます。下記の画像は、デフィ向けエス・テー・デュポンのイージーフロー替え芯で書き込んだ時の様子です。

そういえば先頭のリフィルにはケーブルカーの乗車駅にあったスタンプが押されていました。2013年だったので、もう6年近くが経過したことになります。

今ではMikanお嬢様も小学校四年生だし、時の経過は早いものです。(遠い目)

ポケット版の良くない点

これは長所の裏返しで、「小さいこと」です。

映画のシン・ゴジラでは、大学教授の先生がB5サイズの紙を何枚も繋げて書き込んでいました。さすがにこのサイズの紙だと、そんなことをするのは手間がかかるだけで効果ありません。最初から大きな用紙を使った方が良いです。

それからモレスキンのような紐綴じ手帳と異なり、2ページを見開きで使うことが出来ません。、ここまで使える面積が小さいと、マインドマップには不向きです。

それからリフィル(紙)を調達するのに手間がかかります。調達する用紙も、購入の度に別メーカーとなることが多いです。これはバイブルサイズと違って、市場独占するようなメーカーたちが存在していないことが原因です。

このように紙質が異なる紙に書き込む場合、安定して書き込めるのは鉛筆やシャープペンシルとなります。

そうでなくても最近はボールペンの替え芯(こちらもリフィルと呼ぶ)を、三菱鉛筆ジェットストリーム、パワータンク、純正芯を交互に使うことが多いです。

そこで前回紹介したように、とうとうペンケースを自作して持ち歩くようになってしまいました。(筆記具で予算不足になりペンケースを購入できないとは….. )

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実は理想手帳

さて画像からは分からないかもしれませんが、実はこの手帳は、緑色の表紙(カバー)だったりします。

つまり文豪ストレイドッグスというマンガ(小説)に登場する理想手帳と同じで、緑色です。

そしてたまたま英語を印刷した紙袋があったので、即席で手帳カバーに加工してしまいました。だからヒツジ執事のオリジナル手帳となっています。

なぜ英語の紙袋からカバーを作成したかというと、この時のヒツジ執事は「理想」を追い求める国木田独歩のように、英語力向上を追い求めていました。そこで「理想」という文字ではなく、英語の文章が表紙を覆っている訳です。

手帳とファーバーカステル

さて購入時のレビューで、モレスキン手帳のポケットサイズや机上のコピー用紙への伯爵コレクション(エボニー軸)の書き味はバツグンだと紹介しました。

ヒツジ執事には表現力がないので伝わらなかったかもしれませんが、小日向京さんも2018年11月のレビュー記事で、ファーバーカステル伯爵コレクションのシャープペンシル(メカニカルペンシル)の書き心地は絶妙だと絶賛なさっています。

小日向京のひねもす文房具|第百六十二回「ファーバーカステル 伯爵コレクション ギロシェ シェヴロン ペンシル」

この伯爵コレクションのシャープペンシルの使い心地は、ポケット版システム手帳でも楽しむことが出来ます。

と、いうか、「もしかしたら伯爵コレクションのシャープペンシルは、ポケット版システム手帳やアシュフォードマイクロ5システム手帳のために考案されたのではないか」と、思い込みたいくらい絶妙のコンビなのです。

システム手帳にはリングがあるので、どうしても槍を持つように筆記具を持ちたくなります。その使い方に、槍のように先端の尖ったファーバーカステルの伯爵コレクションは、絶妙にマッチするのです。

おまけに常に持ち歩く手帳というのは、いろいろな姿勢で書き込みたくなることが発生します。一昨日も座椅子に座りながら、つまり殆ど横向きで手帳へ考え事を書き込みました。

このような「横向きの姿勢」や「仰向きの姿勢」でも安心して利用できるのは、シャープペンシルか三菱パワータンク(加圧式リフィル)に限定されます。一般的な万年筆やボールペンには無理な芸当です。

映画で影響を受けた勢いに乗って購入したファーバーカステル伯爵コレクション(エボニー軸)ですが、本当に大変に満足しています。大散財してしまったことへの後悔は、今のところ全くありません。

「書いている私、カッコイイ!」と自画自賛しながら、気の向くままに仕事に励んでいます。

まとめ

そのコンパクトさ故に書き込み可能量が少ない等の弱点はありますが、ポケット版システム手帳は携帯性に優れると同時に、楽しく仕事できるようになる逸品だと感心しています。

またマイクロ5のシステム手帳はお値段が見事ですが、レイメイ藤井のポケット版システム手帳は、昼飯代数回分で購入できるでしょう。興味の出て来た方は、ともかく一度試してみることをオススメしたいです。

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